Horizon Cloud on Azureとは？

Horizon Cloud on Azureとは？

Horizon Cloud on Azureは、VMwareの管理コンソールをMicrosoft Azure上に展開をして、デスクトップやアプリケーションを利用するサービスです。
つまり、仮想デスクトップやアプリケーションサービスをMicrosoft Azure上で展開することができます。

そもそもHorizon Cludとは？

Horizon Cludとは、VMware社が提供する仮想デスクトップ、アプリケーションをサービスとして提供する製品＝DaaS(Desktop as a Service)です。
クラウドサービスなので、スモールスタートでご利用が可能なことに加え、必要に応じてデスクトップ数の拡張や機能制限なども簡単に行うことができます。

Horizon Cloud の特長

Horizon Cloudの特長は１カ月単位での増減が可能になるため可用性を持たせることができるほか、トータルの運用や設定・構築のコストを削減するなど様々な特長があります。

● インフラ部分の更新を自動化
● 基盤の運用をクラウドに任せることにより、トータルの運用、設定・構築のコスト削減
● 1カ月単位で増減が可能
● Cloud型ならではのセキュリティ対策が可能
● 限られたIT予算を無駄なく利用することが可能

従来環境の課題（オンプレミス）

いっぽうで従来のオンプレミス環境では、初期投資の費用が大きいため、小規模での導入には向いていなかったり、増設するにも手間がかかり長期間に及んでしまうなど、様々な課題があります。

● 初期投資のインパクトが大きく、小規模では割に合わない
● 増設に伴う再設計・再構築に手間がかかり、プリジェクトが長期化する
● 監視からトラブルシューティングまで対応範囲が広く、運用管理の負荷が高い
● 維持していくためには、熟練の運用管理者が必要である

Horizon Cloud on Azureのメリット

では、実際にHorizon Cloud on Azureを利用する際のメリットをご紹介します。

メリット①　コスト削減

利用に合わせたフレキシブルなライセンス体系になるため、先行投資や解約料が発生しません。なお、Microsoft Azureは使った分だけの従来課金制なので、トータルコストを削減できます。

メリット②　Microsoftクラウドのサービスとの連携

AzureサービスやOffice365などのクラウドサービスとの連携が可能になるため、さまざまな機能が利用可能になります。

メリット③　無停止運用可能なワンクリックアップデート

従来のオンプレミス環境は、一度構築するとシステムを停止することが難しいためベンダーのアップデートプログラムへの対応が困難という運用問題がありましたが、
VMware Horizon Cloud on Azureでは、すべてのコンポーネントがMicrosoft Azure上で運用されるため、クラウド特有の可用性を活かし、ポータル画面よりワンクリックでアップデート作業を完了することが可能になります。そして、作業中にシステムを停止させる必要もありません。

Horizon Cloud on Azureを利用する際の必要なライセンス

Horizon Cloud on Azureを利用する際は、Horizon Universal部分のライセンスと、Azure部分のWindowsライセンス＋Azure費用が必要になります。

ライセンス体系について　－Horizon Universal－

● Horizon Universal ライセンス
–プラットフォームを問わず、VDI＋RDSHの両方利用可能
–マルチクラウドでの採用や、仮想デスクトップのクラウド移行を支援

● Horizon Apps Universal ライセンス
–RDSHのみ利用したいお客様向け。Win10マルチセッションの利用も可能。
–フル機能版の “Horizon Universal” と比較して、約半額のコスト

まとめ

初期費用の削減や導入までの時間短縮化、また働く場所や時間を選ばない「働き方改革」の推進によりテレワークの導入を検討している企業が急増し、クラウドサービスであるDaaS(Desktop as a Service)への関心が再度高まってきています。

Horizon Cloud on Azureは、インフラ部分にAzureを利用することで従来のVDIよりも導入のハードルを下げつつ、コスト削減も期待できる、費用対効果の高い仮想デスクトップソリューションです。仮想デスクトップソリューションに関するお悩みは、導入実績の豊富なネットワールドまでお気軽にご相談ください。