AVS検証結果をフィードバック!ネットワールドセミナーのオンデマンド配信!
ネットワールドは、Webセミナー「【技術向けWebセミナー】Azure VMware Solution 検証結果フィードバック ~ vExpert 3名が集結!パートナー様との共同検証結果を余すことなくお届け!~」を2021年4月6日に開催しました。セミナー当日のセッション模様をダイジェストでお伝えします。
オンデマンドセミナーにお申込みいただくと、セミナー当日の講演動画と講演資料をダウンロードいただけます。
はじめに
2021年4月6日に開催された技術向けWebセミナー「Azure VMware Solution 検証結果フィードバック」の概要をレポートします。ネットワールドでは、ネットワンシステムズ様(以下、敬称略)と共同でマイクロソフトが提供するVMwareソリューション「Azure VMware Solution(AVS)」の検証を実施しました。
昨今さまざまな形でソリューションの解説書などが提供されていますが、より具体的で技術面に沿った、エンジニア向けの解説はまだまだ少ないのが現状です。そこでAVSの活用について多くの顧客案件を手掛けているネットワールドとネットワンシステムズのエキスパートが実際に「よくある活用法」を試した結果をお届けします。
パブリッククラウドのエンタープライズ活用を推進するAzure VMware Solution(AVS)
冒頭で、AVSについての概要をエンジニア向けに解説します。VMware Cloud on AWSなど他のパブリッククラウドとの比較や、いわゆる「HCI製品」を導入した場合との、運用負担の差について説明するとともに、オンプレミス環境からの移行方法、その際に利用できるVMwareが提供する「VMware HCXサービス」などをご紹介しました。
ユーザーはパブリッククラウドへの移行に際して、「パブリッククラウドに新しい仮想環境を構築しても、既存 VMware 環境との互換性を確保したい」「使い慣れたツールや培われたスキルと知識をそのまま適用してきたい」などさまざまなニーズを抱えています。こうした代表的なユーザーニーズにAVSがどのように対応できるのかが重要です。本セッションでは、AVSの技術概要とその注意点についても時間を割いて解説しています。たとえばストレージのサイジングやネットワーク接続におけるポイントについてもケースごとに解説しております。
よりユーザーの実情に合わせたインフラ環境で検証
次のセッションでは、「【AVS徹底検証】インフラ基盤編」と題し、AVSとAzure Virtual Network (VNet)やVMware HCXによるオンプレミスと環境との連携、オンプレミスやvSphere環境、パブリッククラウド等に対してオープンソースのKubernetesを展開可能なソフトウェアであるVMware Tanzu Kubernetes Gridの利用などについて検証しています。
ネットワンシステムズ側に構築したVNet環境とネットワールド側の環境に構築したAVSのプライベートクラウドとをExpressRoute回線でつないだ環境で実証しており、プライベートクラウドとオンプレミスの接続ではExpressRoute Global Reachを利用しています。
こうした環境で、それぞれの仮想環境を確実に活用できるのか、あるいはSQL DatabaseなどのAzureネイティブサービスをスムーズに利用できるのか、といった検証が進められました。またApplication GatewayによるAVS VMの公開も実施し、インターネットもしくは内部ネットワーク向けにAVS VMの負荷分散を提供することを検証しています。
VMware HCXの検証では、マイグレーションを実施した結果も公表し、詳細な手順も分かりやすく解説しています。さらにAVSにおけるTanzu Kubernetes Grid(TKG)の利用では、Azure Kubernetes Service(AKS)との検証結果の比較も公表しています。TKGのManagement Clusterの作成手順も解説しております。
仮想デスクトップの構築に欠かせない技術者視点のナレッジ
次のセッションでは、「【AVS徹底検証】仮想デスクトップ編」と題して、「VMware Horizon on Azure VMware Solution」と「Horizon Cloud on Azure」の比較検証を行っています。
Horizon Cloud on Azureは従来のAzureのインフラ上でVMwareが提供するHorizon Cloudを利用するもので、DaaSモデルとしてHorizonを活用します。一方、VMware Horizon on Azure VMware Solutionは、AzureのIaaSサービスとしてVMware Software-Defined Data Center(SDDC)の機能を提供することになり、ユーザーはオンプレミスで利用されているVMware HorizonをAVS上に構築することができます。
両社の比較では、Horizon Cloudのほうが、管理が楽だというメリットがありそうですが、実際の検証によって、オンプレミス環境でHorizonを使っているユーザーにとって親和性が高いのはVMware Horizon on AVSであることが指摘されています。同時にHorizon Cloud on Azureを利用した方がいいケースも具体的に解説されており、選択肢の幅が広がります。
またコストを重視した最小構成案なども掲載しており、導入担当者にとっては役立つ内容になっています。さらにView Storage Acceleratorやディスク容量の再利用、インスタントクローンの利用など、両ソリューションの違いについても解説しており、負荷試験比較の結果も詳細に説明れています。
ネットワールドの豊富なクラウドサポート体制
最後のセッションでは、ネットワールドによるAzure VMware Solutionの支援体制について説明します。
ネットワールドはAzureソリューションへの対応を強化し、ハイブリッドクラウド・サービス・ディストリビューターとしての活動を強化しています。ユーザーのハイブリッドクラウド構築を支援するなかで、Azureソリューションについても、強力なサポート体制づくりを行っています。
Azure VMware Solutionのライセンス体系をはじめ、ネットワールドによるAzure VMware Solution検証センターのサービスや、PoC支援も含めた、各種導入支援サービスについて解説しています。
ぜひ、動画や講演資料をご参照ください。
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同時に講演資料のダウンロードも可能ですので、ぜひご視聴ください。
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