【オンデマンドセミナー】Youは何しにクラウドへ!今度こそ災害対策をあきらめない! ~ついに日本に上陸したクラウド時代の災害対策サービスの全貌とは?~

ついに日本に上陸したVCDR!ネットワールドセミナーのレポート&オンデマンド配信!

ネットワールドは、Webセミナー「Youは何しにクラウドへ!今度こそ災害対策をあきらめない!」を2021年2月25日に開催しました。セミナー当日のセッション模様をダイジェストでお伝えします。

■2021年2月25日(木) 開催セミナー
Youは何しにクラウドへ!今度こそ災害対策をあきらめない!
~ついに日本に上陸したクラウド時代の災害対策サービスの全貌とは?~

< 14:00~14:40 >いまさら聞けない VMC on AWSの基本
~考慮するべきクラウド基盤のコストの捉え方~
ヴイエムウェア株式会社
クラウドサービス事業部 クラウドサービス営業部 シニア クラウド セールス スペシャリスト
北村 正義 氏

< 14:40~15:20 >今度こそ災害対策をあきらめない!
VMware Cloud Disaster Recoveryでどこまでできるのかやってみた
株式会社ネットワールド
SI技術本部 ソリューションアーキテクト課
工藤 真臣

< 15:20~15:35 >ネットワールドの販売支援体制
株式会社ネットワールド
マーケティング本部 ソリューションマーケティング部 SDソリューション課
飯沼 愛永

目次

「VMware Cloud on AWS」でクラウド移行のコスト効果を高める

セミナーではまず、ヴイエムウェアのクシニア クラウド セールス スペシャリスト北村 正義氏がVMware Cloud on AWSの基本を解説しました。

VMware Cloud on AWSは、AWS上で動作する、VMwareの技術やナレッジを最大限活用できるハイブリッドクラウドサービスです。クラウド移行では、移行に要する時間やコストが課題になりやすいものですが、VMware Cloud on AWSを利用することで、それらを最適化し、一般的なパブリッククラウドサービスを利用するよりも、クラウド移行の効果を高めることができます。

図:VMware Cloud on AWSのサービス概要

「VMware Cloud on AWSの場合、オンプレでシステムを更改した場合に2倍近くコストがかかる場合においても長期的には累計コストが逆転することが想定できる場合があります。この想定が成り立つ場合には、5年単位といった拡張タイミングに影響を受けず基盤の柔軟性を発揮できるクラウドの導入は積極的に検討すべきです」と北村氏は話します。

クラウド化にはさまざまな目的がありますが、コスト削減を目的にした場合、特に効果を発揮しやすいのが災害対策(DR)です。

新しい災害対策ソリューション「VMware Cloud Disaster Recovery」

続くセッションでは、「今度こそ災害対策をあきらめない!VMware Cloud Disaster Recoveryでどこまでできるのかやってみた」と題して、ネットワールドのソリューションアーキテクトである工藤真臣が講演しました。

VMware Cloud Disaster Recoveryは、クラウドの利点を最大限に活用した災害対策ソリューション(DRaaS)です。VMware Cloud on AWSに特化し、クラウドのSDDCクラスタ上に仮想マシンやデータをレプリケーションしたり、フェイルオーバーしたりできる。従量課金であるため、必要なときに利用することでコストを最適化できます。

VMware Cloud Disaster Recoveryは、オンプレミスのvSphereで構成された「保護サイト」、SaaS OrchestatorとScale-out Cloud FIle Systemという2つの「クラウドサービス」、VMware Cloud on AWSが作り出したSDDCクラスタで構成する「リカバリサイト」という3つの要素で構成されています。保護サイトでの動作としては、バックアップの仮想アプラアンスが動作しています。そこからレプリケーションされたバックアップデータをクラウドサービスに保存し、それをライブマウントというかたちで、数テラの仮想マシンをフルリストアするのではなく、リカバリサイトにストレージとしてアクセスして仮想マシンを直接起動します。

図:VMware Cloud Disaster Recoveryの全体像

従来の災害対策の課題は、コスト、オペレーション、信頼性

VMware Cloud Disaster Recoveryは、これまでの災害対策とどこが違うのでしょうか。従来、災害採択の選択肢としては、データだけの遠隔地保存、パブリッククラウドと連携したDR、オンプレミス同士でのDRといった方法がありました。ただし、こうした選択肢は多くの場合、「ビジネス継続性の重要性と実際の対策の間には大きなギャップが存在しています。

現実的な課題として、設備と運用のコスト負担が大きいこと、オペレーションが複雑で復旧に時間を要すること、信頼性が低いことなどが挙げられます。事業継続を行おうとしても期待したRTO、RPOが実現できない場合も多くありました。

これに対し、VMware Cloud Disaster Recoveryは、以下のような大きく3つのメリットを提供します。「大規模な設備投資が不要になる」「運用の属人化とヒューマンエラーを回避できる」「安全で確実な災害対策を実現できる」ことです。

例えば、設備投資の課題については、従量課金などのクラウドのメリットを生かすことで解消できます。リカバリサイトの構成もオンドマンドデプロイ、事前デプロイを選択し、コストの最適化が可能になります。属人化とヒューマンエラーについても、管理性を向上させる「プロテクショングループ」機能やあらゆる要件に対応できる「DRプラン」機能で対応できます。安全性についても「コンプライアンスチェック」「フェイルオーバーテスト」「レポート機能」によって、高い信頼性を確保できます。

図:災害対策の課題を解決するVMware Cloud Disaster Recovery

VMware Cloud Disaster Recoveryは災害対策の課題を解消

VMware Cloud Disaster Recoveryは、効率的なクラウドストレージや常設不要なリカバリサイト、運用スタッフコスト低減などにより、設備と運用のコスト負担を軽減します。また、単一のサービスで提供することや、使い慣れたvSphere環境の活用、プロセスの自動化機能などにより、オペレーションをシンプル化します。さらに、定期的なテストによりリカバリ時間を予測し、ライブマウントによるテスト時間の短縮、コンプライアンスチェックによりいつでもフェイルオーバーな可能など、高い信頼性を実現します。

セミナーでは、VMware Cloud Disaster RecoveryやVMware Cloud on AWSに対するネットワールドの販売支援体制も解説されました。検証環境の提供や評価中の技術支援、実案件での導入サービスなどを提供することで、ユーザーが災害対策を効率良く実施できるようになります。

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