話題のAVSを触ってみた!ネットワールドセミナーのレポート&オンデマンド配信!
ネットワールドは、Webセミナー「実際に触ってわかった Azure VMware Solution の真実」を2021年2月10日に開催されたWebセミナーを開催しました。
Azure VMware Solution(AVS)は、VMware プライベートクラウド環境をMicrosoft Azure内の1st Party サービスとして提供されるサービスです。本セミナーでは、AVSのサービス概要から、利用するメリット、オンプレミスからの移行の実際などについて解説しています。またユーザー企業様だけでなくクラウド事業者様にも役立つVMwareのAzureソリューションを紹介しています。
本ページではセミナー当日のVMware関連セッションの模様をダイジェストでお伝えします!
HCI(Hyper-Converged Infrastructure)を効率的に構築できるAVS
ネットワールドではさまざまなお客様のご要望に対応させていただいていますが、昨今、そうしたインフラ基盤に対するニーズのなかで、HCI(Hyper-Converged Infrastructure)への関心が高まっています。
HCIは、シンプルな構成でサーバ―仮想化を実現できるため、運用負荷も構築および維持コストも低く抑えることができます。さらにシステムリソースの拡張においてもシンプルな操作で実施することができ、例えば本番環境とともに、事業継続と災害対策向けのインフラを構築する場合にも大きなアドバンテージがあります。
このHCIをさらに効率的に構築し、維持管理していきたいというニーズから、注目されているのが、Azure VMware Solution(AVS)です。AVSは既存のオンプレミス環境を廃止、縮小し、より柔軟性の高いIT基盤の構築をめざすユーザーにとってきわめて有力なソリューションです。
図:Azure VMware Solutionの特徴
コスト比較、クラウド移行など具体的なユーザーの疑問を解決
本セミナーでは、AVSを活用する際のさまざまな疑問について網羅的に解答しています。
まずHCIを別の方法で構築した場合との比較です。他のVMware Cloud on AWSなど他のパブリッククラウドとの比較や、いわゆる「HCI製品」を導入した場合との、運用負担の差についても明確に示しています。
さらに気になるのが、オンプレミス環境からの移行についてでしょう。移行方法はユーザーのニーズによって、Re-Host(Lift & Shift)、Re-Platform(Lift & Shape)、Re-Purchase(Replace-Drop & Shop)、Re-Architect(Re-Writing,Decoupling Application)という主として4つの方法が考えられますが、これらについても具体的に解説しています。
またVMwareが提供する「VMware HCXサービス」についても解説し、バージョン差異やネットワーク帯域などの制限を超えた移行方法の利用についても知ることが可能となっています。パブリッククラウドに新しい仮想環境を構築しても、既存 VMware 環境との互換性を確保したい、使い慣れたツールや培われたスキルと知識をそのまま適用してきたいという要望をどう実現するのかについても具体的な解答を得られます。
さらに本セミナーでは、AVSの技術概要とその注意点についても時間を割いて解説しています。ユーザー企業やクラウド事業者様のなかで、実際に環境構築を行うご担当者にとっても、有益な内容となっています。ストレージのサイジングやネットワーク接続におけるポイントについてもケースごとに解説しており役立つ内容となっています。
加えて、「既存のVMwareのライセンスを持ち込むことはできますか?」「オンプレミスのvSphereで必要なライセンスはありますか?」「管理サーバの仮想マシンでどのくらいリソースが使われているのですか?」「Horizon を動作させることは可能ですか?」「Red Hatのライセンスは持ち込むことができますか?」「仮想マシンのバックアップはどうしたらいいですか?」など、実際にネットワールドによく寄せられる質問を挙げ、それらについて丁寧に解説しています。
図:AVSとHCI製品の提供範囲の違い
仮想デスクトップ(VDI)導入に欠かせないVMwareのAzureソリューション
続く「15分でわかるVMwareのAzureソリューション」と題したセッションでは、「CloudHealth by VMware」「Horizon Cloud」「VMware SD-WAN」「VMware NSX Advanced Load Balancer」という4つのサービスについて解説しています。これらのサービスは、クラウド提供サービスを展開する事業者様にとって、より高い付加価値を顧客に提供し、他社との差別化を図るものと言えます。
図:VMwareが提供するAzureソリューション
CloudHealthはマルチクラウド環境を最適化する管理ツールで、SaaSで提供されています。ユーザーのMicrosoft Azureをはじめとするクラウド環境の全般を可視化でき、コスト管理やセキュリティの高度化に役立つソリューションです。
Horizon Cloudはクラウド上で展開された仮想デスクトップ、アプリケーションを提供するDaaS(Desktop as a Service)と呼ばれるサービスです。Horizon Cloud on Azureでは他のVMware製品と連携しやすく、ライセンスの移動が可能というメリットがあり、費用対効果の高いデジタルワークスペースの実現が可能です。
VMware SD-WANはSD-WAN市場でトップシェアを誇るサービスで、Horizon Cloudと連携したHorizon Cloud on Azure+VMware SD-WANではMicrosoft 365への快適なアクセスを実現し、大容量のファイル送受信も快適に実行できるようになります。
VMware NSX Advanced Load Balancerはパブリッククラウドにおけるロードバランサの課題を解決します。マルチクラウドを最適化するソフトウェア型ロードバランサとして、どのプラットフォームでも高性能を発揮し、様々なネットワーク環境を一元管理できます。需要に応じたスケールアウトやスケールアップが可能で、アプリケーション解析で設定ミスや脆弱性を早期発見できます。
このような特長をもつVMware NSX Advanced Load BalancerとHorizon Cloud on Azureを組み合わせることで、マルチサイトでのDR運用も可能となります。オンプレミスとクラウド間でのライセンスの移行が可能というHorizon Cloudの特長、そしてVMware NSX Advanced Load Balance のGlobal Server Load Balancing(GSLB:広域負荷分散)機能などの組み合わせによる、実効性の高い活用方法が紹介されています。
これらのサービスは、昨今ユーザーからのニーズも高い、仮想デスクトップ(VDI)導入において極めて重要なソリューションサービスといえるでしょう。本セッションでは、サービスの活用事例も交えて詳細に解説しています。
ぜひ、動画や講演資料をご蘭覧ください。
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今回のセミナーをオンデマンド配信しています。
同時に講演資料のダウンロードも可能ですので、ぜひご視聴ください。
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