【ノウハウ活用ガイド】VMware Cloud

【Q&A】「VMware Cloud on AWS」の最新状況と注意点

【Q&A】「VMware Cloud on AWS」の最新状況と注意点

VMware Cloud on AWSは日々進化を遂げています。実際に導入する際に気になる最新の状況や注意点、活用のヒントなどを質問形式で紹介します。いずれも2021年6月時点の情報に基づいています。

Q.どのように利用を始めればいいのですか?

A.
VMware Cloud on AWSは、ソリューションプロバイダー経由か、マネージドサービスプロバイダー(MSP)経由で、購入することができます。ソリューションプロバイダー経由の場合、VMware Cloud on AWSはそのまま再販するかたちとなり、サポート窓口はヴイエムウェアとなります。一方、MSP経由の場合、VMware Cloud on AWSは、MSPの独自サービスが付加されるため、サポート窓口もMSPパートナー経由となります。

 

VMware Cloud on AWSの販売形態

 

 

Q.サイジングやコストの見積もりはできますか?

A.
サイジングのためのWebサイト「VMC on AWS Sizer」(https://vmc.vmware.com/sizer/quick-sizing)が用意されています。このページで、ワークロードタイプ(汎用、データベース、VDIなど)、仮想マシン数、vCPU/pCoreなどを入力すると、推奨されるESXiホスト数、インスタンスタイプ(i3、i3en)が提示されます。また、VMware Cloud on AWSのサイトには、コストを見積るためのページ(https://cloud.vmware.com/jp/vmc-aws/pricing)も用意されています。

 

Q.データ転送料金はどのように発生しますか?

A.
データ転送料金が発生しないのは「同じアベイラビリティーゾーン内のデータ送受信」「ネイティブAWSとVMware Cloud on AWS間でかつ同じアベイラビリティーゾーンのENI経由でのデータ送受信」「インターネットからVMware Cloud on AWSへのデータ受信」「他のリージョンから VMware Cloud on AWS へのデータ受信」です。一方、データ転送料金が発生するのは「異なるアベイラビリティーゾーン間のデータ送受信」「VMware Cloud on AWS から他のAWSリージョンへのデータ送信」「VMware Cloud on AWS からインターネットへのデータ送信」です。

 

データ転送料金

 

 

Q.日本国内で利用できますか?

A.
東京リージョンでの利用が可能です。2021年3月に大阪リージョンが開設されたのに伴い、大阪リージョンでの利用も予定されています。ほかにアジアパシフィックでは、シンガポール、シドニー、ムンバイ、ソウルでの利用が可能です。

 

Q.利用実績はどのくらいありますか?

A.
2017年にサービス提供してから約4年経過し、ユーザー数もサービスの成熟度合も増しています。2020年11月に開催された「VMworld 2020」のセッション紹介資料によると、VMの総数は前年比2.3倍、ホスト数は前年比2.7倍で増加しています。また、AWSのソリューション紹介サイトでは、日本企業の事例として、ロッテ、ZOZOテクノロジーズ、ゼンリンデータコムなどが紹介されています。

 

Q.基盤の運用を行うのは誰ですか?

A.
VMware SDDC環境のデリバリー、運用、サポートはヴイエムウェアが実施します。ヴイエムウェアのベストプラクティスに基づいて、VMware SDDC環境が展開され、ハードウェアおよびそのうえに導入されているソフトウェア群の運用管理をヴイエムウェア自身が行います。24時間365日、SDDCの専門部隊が監視し、ハードウェア障害が発生した場合は、正常なハードウェアへの入れ換え作業を行います。ハードウェアやSDDC環境へのセキュリティパッチのアップデートなどのライフサイクル管理もすべてヴイエムウェア自身が行います。

 

Q.SLAはどうなっていますか?

A.
「SDDC Infrastructure」「SDDC Management」「VMware Site Recovery – Management」の各サービスコンポーネントについて、99.9%〜99.99%の可用性を保証(Availability Commitment)しています。例えば、SDDC Infrastructureの場合、単一AZクラスターでは99.9%、複数AZのストレッチクラスターでは99.99%となります。2020年7月から3ホスト構成に加え2ホスト構成がサポートされましたが、SLAは99.9%となります。なお、シングルホストはSLA対象外です。また、サービスメンテナンスはSLAダウンタイムの計算からは除外されます。

 

Q.オンプレミス用のライセンスは持ち込めますか?

VMware Cloud on AWS上のワークロードとして動作するWindows Server製品は、オンプレミスのライセンスを持ち込むことができます(BYOL)。既存の仮想マシンイメージを使用することで、クラウドへの移行を迅速に実行できます。

一方、オンプレミス用の既存のVMwareライセンスを持ち込むことはできません。ただし、Hybrid Loyslty Program(HLP)により、vSphere Enterprise Plus、VMware vSAN Advanced以上、VMware NSX DC Advanced以上の製品を保有している場合、AWSのホストに対して自動的にディスカウントがかかります。

また、VMware HorizonのSubscriptionライセンスをVMware Cloud on AWSに持ち込んで、Horizon環境を構築することもできます。

Hybrid Loyslty Program(HLP)

 

Q.今後どのようなアップデートが実施されますか?

VMware Cloud on AWSサイト(https://www.vmware.com/products/vmc-on-aws.html)の「Roadmap」タブで、ロードマップを紹介しています。新しい機能の状態を「計画済み(Planned)」「開発中(Developing)」「プレビュー(Preview)」「利用可能(Available)」というステータス別に知ることができます。

 

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