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NVIDIA vGPUが提供する4種類のソフトウェア、その特徴と機能

NVIDIA vGPUが提供する4種類のソフトウェア、その特徴と機能

NVIDIA vGPUソフトウェアは常に最新のテクノロジーを取り入れながらバージョンアップを続けており、ホストサーバー上での仮想マシンの集約率の向上、グラフィックスおよびコンピューティングの高速化、ユーザーエクスペリエンスの改善、管理性の強化などを図り、継続的イノベーションを実現しています。NVIDIA vGPUで提供している各ソフトウェアの特徴と主な機能を紹介します。

NVIDIA vGPUが提供する4種類のソフトウェア

NVIDIA vGPUでは、「NVIDIA 仮想アプリケーション」「NVIDIA 仮想PC」「NVIDIA RTX 仮想ワークステーション」「NVIDIA 仮想コンピュートサーバーVirtual Compute Server」の4種類のソフトウェアを提供しています。これによりオフィス業務から、設計、シミュレーション、映像制作などのクリエイティブ、さらにはハイパフォーマンスコンピューティングやAI活用まで、幅広い業務や目的、ユーザーに応じたGPUリソースの活用をサポートします。

これらのNVIDIA vGPUソフトウェアは、リモートワークを含めたVDI(仮想デスクトップ)環境においてグラフィックス処理や映像表示のレイテンシーを低減し、ユーザーに高いエクスペリエンス(体感性能)を提供するとともに、データ資産をデータセンター内にとどめ、ローカルのデバイスにデータを保存しないシンクライアントの運用を実現します。これにより新製品の意匠や設計、研究開発などに関する機密データを保護し、エンタープライズのセキュリティー要件を満たします。

 

また、NVIDIA vGPUソフトウェアは、ヴイエムウェアをはじめ主要ベンダーの仮想化ハイパーバイザー、ハードウェアプラットフォーム、アプリケーションおよび管理ソフトウェアの幅広いエコシステムで認証されています。

NVIDIA vGPUソフトウェアの種類

 

NVIDIA vGPUのラインナップと利用シーン

 

一般的なビジネスユースに適したNVIDIA 仮想PC / NVIDIA 仮想アプリケーション

NVIDIA 仮想PC(vPC)とNVIDIA 仮想アプリケーション(vApps)は、主にビジネスユーザーを対象として物理PCと同等のグラフィックス性能を提供するソリューションです。

NVIDIA vPCは、VDI環境で稼働するワークロードのCPU負荷を軽減し、Web会議やブラウザー、PDF、動画、Officeアプリケーション、コミュニケーションツールなどを利用するユーザーに対して快適かつスムーズなエクスペリエンスを提供します。

一方のNVIDIA vAppsは、VMware HorizonのRDSHをはじめ、Windows ServerのSBC、Citrix Virtual Appsなどの環境下でCPU負荷を軽減し、Windows共有デスクトップおよび仮想アプリケーションのスムーズな利用が可能となります。

vGPU(M10)の分割

 

プロフェッショナルなグラフィックスやコンピューティングに適したNVIDIA RTX 仮想ワークステーション

NVIDIA RTX 仮想ワークステーション(vWS)は、エンジニアリング部門やクリエイティブ部門などのユーザーに対して、いつでも、どこでも、どんなデバイスでもプロフェッショナルなグラフィックスやコンピューティングのパワーを利用できるVDI環境を提供します。

NVIDIA vWSは、その名のとおりNVIDIA RTXテクノロジーをサポートする仮想ワークステーションで、NVIDIA OptiX、Microsoft DXR、Vulkanなどに最適化されたレイトレーシングAPIにより極めて正確な影、反射、屈折の描写を行い、高精細な映像やフォトリアルなオブジェクトをリアルタイムでレンダリングします。

さらにNVIDIA vWSには、可変レートシェーディング、テクスチャスペースシェーディング、マルチビューレンダリングといったプログラミング可能なシェーディングにおける最新技術が投入されており、高精度なCG制作や大規模なモデル作成といった業務におけるスムーズなインタラクティブ性を向上します。

また、シミュレーションにおいてもNVIDIA PhysX、Flow、FleX、CUDAなどのAPIと連携することで、ゲームや仮想環境、特殊効果といったあらゆるケースで、実世界の物体の挙動を正確にモデリングすることができます。

vGPU(A40)の分割

 

AIやHPCに適したNVIDIA 仮想コンピュートサーバー

NVIDIA 仮想コンピュートサーバー(vCS)は、AI、ディープラーニング、データサイエンスなど、計算リソースを必要とするワークロードを仮想マシン上で実行可能とします。

マルチGPU機能により複数のボードにまたがるGPUリソースをまとめて1台の仮想マシンに割り当てるほか、NVIDIA NVLinkを用いた高速なGPU-GPUの直接相互接続(P2P コンピューティング)にも対応しています。これにより帯域幅を拡大し、リンク数を増やし、マルチ GPUシステムのスケーラビリティを向上させます。

さらに、アプリケーションレベルおよびゲストレベル、ホストレベルでの監視を行う管理機能を提供。ホストサーバーに故障が発生する前に対処する予防保守の観点から、NVIDIA vGPUに対応した仮想マシンのライブマイグレーションの実行・中断・再開などの操作を行ったり、ユーザーエクスペリエンスに影響を与えるリソース消費傾向を明らかにするしきい値を作成したりすることができます。

また、GPU最適化ソフトウェアのハブとなるNVIDIA NGC は、AIディープラーニングや機械学習、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)向けのワークフローを簡素化、クラウドからデータセンター、そしてエッジまで、プラットフォーム全体で実行されるコンテナ化されたソフトウェアを提供します。

vGPU(V100)の分割

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