CloudHealthによってプライベートクラウドやパブリッククラウドなど複数のクラウドサービスを横断して、使用状況やコスト、セキュリティなどを可視化・最適化することが容易になります。
本ページでは、CloudHealthが具体的にどのようにマルチクラウドのコストとセキュリティが最適化していくのか3つのポイントに絞り、導入のメリットをネットワールドのマーケティング部竹内が解説します!

マルチクラウドとは?
AWSやMicrosoft AzureやGCP(Google Cloud Platform)など、それぞれのクラウドの強みを適材適所で組み合わせるアプローチが、マルチクラウドです。
用途ごとにリソース管理の単位を分割、利用に応じた課金を組織ごとに管理、あるいはセキュリティ上の境界を定め、問題発生時の影響範囲を小さくするなどメリットがあります。
ある国内大手ゲーム会社の事例では、アプリケーション基盤と、課金・ユーザー動向の分析に別のクラウドサービスを採用しています。
マルチクラウドの課題
ですが、マルチクラウドには課題もあります。
クラウドベンダー提供の純正ツールを使うことでコストの最適化やセキュリティの診断が可能ですが、自社クラウド内に限定されるため、アカウントを横断しての管理はできません。
それにより管理が複雑になり、システム全体の状況を俯瞰的に可視化するのが難しくなってしまいます。それにより、思わぬ無駄なコストやセキュリティリスクが発生することが懸念されます。

その解決策がCloudHealth by VMware(以下、CloudHealth)です!
CloudHealthによってプライベートクラウドやパブリッククラウドなど複数のクラウドサービスを横断して、使用状況やコスト、セキュリティなどを可視化・最適化することが容易になります。
それでは、CloudHealthが具体的にどのようにマルチクラウドのコストとセキュリティが最適化していくのか下記3つのポイントに沿ってご紹介します。
①可視化 ②最適化 ③ガバナンス
CloudHealthはマルチクラウド管理のリーダー
CloudHealthは、2018年8月にVMwareに買収され、ラインナップに加わりました。現在、全世界で7,000社がCloudHealthを利用しており、マルチクラウドの最適化プラットフォームにおける世界的なリーダーです。
主要クラウドであるAWS ( Amazon Web Serivices )、Microsoft Azure、GCP (Google Cloud Platform )に加え、VMware vSphereによるプライベートクラウド環境にも対応しています。
ネットワールドは2019年10月より、CloudHealthの国内初MSPとして提供開始しました!

CloudHealthの導入メリット
1.可視化 ― グルーピング機能 ―
クラウド側の設定を変更することなく、リソースの種類や、システムの種類など様々な切り口で、CloudHealthが収集した情報を柔軟に複数のクラウドを跨がってグルーピングし、一元管理や分析することができます。
たとえば、CRMやERPなど、システムの用途ごとにコストを可視化するといった作業を簡単に行えます。

2.最適化 ― コストの最適化提案 ―
純正ツールであればコスト計算も自動化できますが、マルチクラウド/アカウントには対応していないため、クラウドのコスト計算を手作業でやろうとするとかなり煩雑になってしまいます。
CloudHealthでは、内臓している各クラウドの最適なコスト計算ロジックと使用状況をもとに、リザーブドインスタンスによるコスト最適化も提案してくれます。
