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【Q&A】「Azure VMware Solution」の最新状況と注意点

【Q&A】「Azure VMware Solution」の最新状況と注意点

Azure VMware Solutionは日々進化を遂げています。最新状況や注意点、活用のヒントなどをよくある質問形式で紹介します。いずれも2021年6月時点の情報に基づいています。

どのように利用を始めればいいのですか?

Azure VMware Solutionは、Microsoft Azureインフラストラクチャー上で実行されます。Azureの管理ポータルから「Azure VMware Solution」を選択し、「プライベートクラウド」作成画面で「サブスクリプション」「場所」「SKU」「ESXiホスト」「アドレスブロック」などを入力していくことで作成できます。

Azure VMware Solutionでプライベートクラウドを作成

サイジングやコストの見積もりはできますか?

Azureの料金計算ツール(https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/)を利用して、コストの見積もりが可能です。インスタンスは「AV36」の1種類で、プロビジョニングされたノード単位での時間料金となります。最小3ノード、以降1ノード単位での追加、削除を行うことができます。利用料金には、VMwareプライベートクラウド環境の展開・管理に必要なVMwareライセンスが包含されています。

マイクロソフト製品を利用することで得られるメリットはありますか?

ゲストOSとしてWindows Serverを稼働させる場合、Azureハイブリッド特典を適用することができます。オンプレミスで利用しているソフトウェアアシュアランス付Windows ServerおよびSQL ServerライセンスをAzure VMware Solutionで利用することができます。

また、サポート期限が切れているWindows Server 2008 R2、SQL Server 2008 R2については、通常は有料の3年間の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の提供を追加料金なしで利用することができます。

日本国内では利用できますか?

東日本リージョンでの利用が可能です。Azureの「リージョン別の利用可能な製品」サイト(https://azure.microsoft.com/ja-jp/global-infrastructure/services/)によると、西日本リージョンでの利用は2021年第4四半期に利用できる見込みとなっています。国外では、米国、欧州、東南アジア、オーストラリアなどで利用が可能です。

利用可能なリージョン

利用実績はどのくらいありますか? また、検証環境はありますか?

Azure VMware Solutionの提供開始は、グローバルでは2020年9月、東日本リージョンが2020年12月です。ただ、Azure VMware SolutionはかつてMicrosoft Azure VMware Solution by CloudSimpleとして提供されていたサービスでもあり、利用実績は数多くあります。国内においても、Azureパートナー企業を中心に独自に検証を行っており、それらの成果を確認することができます。ネットワールドでは「Azure VMware Solution検証センター」を提供し、ExpressRoute回線含むラックスペースの貸し出し、ラックスペースへのVxRailの貸し出し、初期セットアップ完了後のリモートアクセスでの検証などを提供しています。

基盤の運用を行うのは誰ですか?

Azure VMware Solutionは、VMwareプライベートクラウド環境をAzure内の1st Partyサービスとして提供するサービスです。ヴイエムウェアによる正式な認定・認証を受けてマイクロソフトが一貫して運用を行います。サポート窓口は常にマイクロソフトで、AzureやVMware SDDC環境に特有の事象を含むあらゆるレイヤーのインシデントに対応します。ヴイエムウェアによるサポートが必要な場合、マイクロソフトがヴイエムウェアのサポートと連携し、両社のエンジニアが共同で問題解決に向けて対応します。

SLAはどうなっていますか?

Azure VMware Solutionについては99.9%、VMware vCenter ServerやNSX ManagerなどのAzure VMware管理ツールについては99.9%の可用性を保証しています。

オンプレミス用のライセンスは持ち込めますか?

オンプレミスのvSphereのライセンスを持ち込むことはできません。VMware HCXを用いてハイブリッドクラウド環境を構成する場合も、Azure VMware Solutionにライセンスが含まれており、NSXなどの追加ライセンスは必要ありません。ただし、L2延伸を利用する場合は、オンプレミス側に分散スイッチが必要になります。また、HCXのL2延伸用の仮想アプライアンスを分散スイッチに配置する必要があります。

Azure VMware Solution上で動作させるWindows Serverは、Azureハイブリッド特典によりライセンスの持ち込みが可能です。また、マイクロソフトとパートナー関係にあるRed HatのRed Hat Enterprise Linuxもサポートされます。

VMware HorizonをAzure VMware Solution上で動作させることができます。ライセンスは、オンプレミスまたはクラウド、ハイブリッドに対応したHorizonユニバーサルサブスクリプションライセンスなどを利用します。

今後どのようなアップデートが実施されますか?

Azure VMware Solutionは、Azure内の1st Partyサービスであり、アップデート情報もAzureの更新情報(https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/)や「クラウド プラットフォーム ロードマップ」(https://www.microsoft.com/ja-jp/cloud-platform/roadmap-recently-available)などから知ることができます。そのほか、Azureサービスのディストリビューターやパートナーからもさまざまな情報が提供されます。

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